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今日は、雨が降ったりやんだりと、一日すっきりしない日だった。そう言えば、もう梅雨か。
こんな日には、どんな簡単な仕事であっても気がめいる。とくに、せっかくの休日の午後に呼び出されたとなると、なおさらだ。
そんな状況で帰宅したら、家では大変なことが起こっていた。なぜか沙夜と彩音がいる。沙夜は上機嫌に夕飯の支度をし、彩音は部屋の掃除をしていた。そして、みりかは風邪をぶり返して寝込んでいた。
沙夜と彩音に理由を聞いて驚いた。どうやら沙夜が家出をし、彩音がそれに付き添っているらしい。沙夜を二時間以上説得し続けたが、どうしても家へは帰らないと言う。いつの間にか日は暮れ一人で帰すのは危ないと思い、二人を送って行こうとすると、沙夜は怒りながら泣き出して一歩も動こうとしない。ついつい怒鳴ろうとしてしまったが、それをベッドから起きて来たみりかに止められた。
今まで黙っていた彩音が口を開き、事の次第を説明してくれた。その話を聞き、取りあえずまずは沙夜の家へと電話してみた。すると、沙夜のおばあさんは彼女を俺の家へ泊めても良いと言う。そして、電話口で泣かれてしまった。仕方がないので、今日一日預かることにした。
次に彩音の家へ電話をしたが、誰も出ない。すると、彩音が「自分は一人暮らしだから」と言う。どうも親御さんは別のところへすんでおられるらしい。彩音にその連絡先を聞き電話をしてみると、こちらもあっさりと外泊を了承してもらった。いや、あまり彩音に興味がないというような感じだったので、少し怒りを覚えた。
とにかく、明日になったら二人を家へ帰そうと思う。それから、みりかを病院へ連れて行こう。
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