おすすめ作品
- 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 出版/早川書房 著/フィリップ・K・ディック
- あのカルトSF映画の傑作「ブレードランナー」の原作です。一見、泥臭いハードボイルド物に見えますが、実際は哲学的で何となく淋しい作品です。また、映画版とはほとんどのシーンが異なり、映画を見た人でも十分に楽しめます。特に、自分が人間であるかどうかに不安を感じた主人公が、自分自身を人間かアンドロイドかを判定するテストにかけるシーンなど、傑作と呼ばれるに値する素晴らしいシーンがあります。
- 「好き?好き?大好き?」 出版/みすず書房 著/R・D・レイン
- この作品は、イギリスの精神科医であるレインが記した文学作品の第二弾です。第一弾の「結ぼれ」も素晴らしい出来ですが、これは更に素晴らしいものとなっています。内容は会話形式の詩などを中心としていますが、それらの主題は全て「人と人の関係」です。あまりにも人間関係の内面を鋭くえぐる様に描写しているので、僕は読んで物凄いショックを受けました。この種の本では比較的安いので、是非読んでみて下さい。
- 「The Cybernetic Brains」 著/Raymond F. Jones
- 新婚旅行へ向かった科学者のジョンとその妻マーサは、何者かの陰謀により事故に見せ掛け殺されてしまう。だが、ジョンとマーサはなおも生きていた。脳だけとなって、コンピュータのユニットとして使われていたのだ。ジョンは同じように奴隷として使われている脳たちを解放するため、「生きた脳クラブ」を結成し、仲間の解放を目指す。と言った内容の、ちょっとホラー的なSFです。ですが、ラストがとても切なく良いので、機会があったらぜひ一読してみて下さい。ただ、原著が英文でまた1960年の発行と古いものですので、入手は非常に困難です。国内では、岩崎書店から「合成脳のはんらん(改題:合成怪物)」と言うタイトルで、児童向けの翻訳がありますので、こちらの方が探しやすいと思います。
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